HIVと新型コロナウイルス感染症

 HIV感染症の有無にかかわらず、高齢者と基礎疾患のある方(慢性閉塞性肺疾患<COPD>、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満)、喫煙者、一部の妊娠後期の方は重症化しやすいことがわかっています。

HIV感染症の治療を受けている方へ

  • 現在、HIV感染症の治療を受けている方は、これまでどおり抗HIV薬を服用し続けることが重要です。通院・治療を中断すると、病状変化の発見が遅れたり、薬が効かないウイルスが出現したりする可能性があります。
  • 新型コロナワクチンの接種により、重症化を防ぐことが期待できます。HIV感染者における新型コロナワクチンの有効性および安全性は、非感染者と同等とされています。実際の接種にあたっては、かかりつけ医にご相談ください。
  • 一部の抗HIV薬が新型コロナウイルス感染症に有効かもしれないと言われたことがありましたが、現在はほぼ否定されています。新型コロナウイルス感染症予防を目的として、現在使用している抗HIV薬を変更するべきではありません。
  • 通院や体調に関して不安がある場合は、現在HIVの治療を受けている医療機関に相談することをお勧めします。

HIVおよび性感染症が心配な方へ

  • HIVおよび性感染症が心配な方は、遠慮なく検査をお受けください。本市が実施するHIV/性感染症検査では、密集を避けるための人数制限、検温、手の消毒、換気等、十分な感染対策を行っております。
  • 特にHIV感染の発見が遅れると、エイズを発症したり、今後の健康状態に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
  • 検査のために来場される際は、マスクの着用にご協力をお願いいたします。

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