予防
HIV感染を予防するには
HIVの感染経路は、以下の3つに限られており、適切に対応すれば感染を防ぐことができます。
性行為
HIVは感染者の精液、膣分泌液、血液に多く含まれており、性行為中に粘膜(性器、肛門、口内)や傷口を通って感染します。
性行為の際はコンドームを使いましょう。破損のないコンドームを行為の始めから最後までつけておくことが重要です。コンドームを正しく使用すれば、HIV感染をほぼ100%防ぐことができます。
血液を介して
注射器具の共用は絶対にやめましょう。
日本では、採血や献血等の医療行為で用いられる採血針は、すべて使い捨てまたは消毒済みです。採血や献血で感染することはありませんので、安心して受けてください。
母子感染
妊娠中の服薬、帝王切開による出産、人工栄養(粉ミルク)での養育を行います。
母親がHIVに感染していても、これらの措置をとれば、赤ちゃんへの感染率を1%以下に抑えることができます。
性感染症にかかるとHIV感染のリスクが高まります!
性感染症(性器クラミジア、梅毒等)に感染すると、性器の粘膜が傷つくことがあり、そこからHIVにも感染しやすくなります。コンドームを使用することにより、性感染症にかかるリスクを下げることができます。